ヴィヴィの症状
2002.9.23(月) 
 シャンプー後、ノミダニ除けの薬を塗布
2002.9.26(木) 
 昨日からやや元気が無く、食欲減退気味
今までフロントライン以外のノミダニ除け薬を塗布した翌日から二日間くらい元気が無くなっていた。
フロントラインの場合も注意して観察していると少し元気の無い様子に気づく事があった。
今回の元気の無さは、明らかに今までのそれとは、様子が違う。
ノミダニ除け薬を口の届く箇所(お尻)に一部塗布してしまい、それを嘗めた可能性がある。
2002.9.27(金) 
 まるで元気が無い、食事を残す、水をあまり飲まず、うんこもおしっこも少なくなる。特におしっこは、マーキングを少しするだけ。
庭に出て日向ぼっこをするお年寄りのような様子だったり、家の中でも、時々居場所を変えながら横になっている事が殆どになった。
それでも、散歩に行くとバイクや自転車に反応して飛び掛ろうとする事もあった。芝生広場でノーリードにるすと元気に走り回っている。
今までの経験から、明日には回復に向かうのではと希望的観測をしてしまう。
2002.9.28(土)
 昨日より一段と元気が無い。 
体を横にしたり伏せの姿勢をすると嘔吐しそうになるので、立っているか、お座りしか出来ない。
眠たくなっても横になれないので、お座りの姿勢のまま、部屋のコーナーによりかかるようにして、居眠りをしている。一度コックンすると目が覚めて眠れない。一晩中こんな様子だった。一睡もしていないのかもしれない。熱があるようで、元気が無く食欲も無く、うんこの量が少ないのは前日までと同じ。おしっこは全く出ていない。マーキングも格好だけの空のマ ーキング状態。朝夕のお散歩は時間を短くして、広場でノーリードにした時は、走り回らせないで自由に歩かせていた。夜の散歩は中止。
2002.9.29(日)
 昨日と全く同じ状態のまま。たぶん今日で、まる二日は眠っていないだろう。夜、私が二階へ上がったら、寝室のドアの前でお座りして体をドアにもたれ 掛かられた格好で居眠りをしていた。あまり可哀想なので、ヴィヴィと対面する格好で腰を下ろして、ヴィヴィの顎が私の肩に乗るようにして抱きかかえてあげ、眠らせようとしたけれど、ほんの5分も経てば、同じ姿勢をしているのが辛いのか、嫌がって離れて行ってしまう。一晩中、可哀想で放って置けなくて、こんな事を繰り返していた。

病気の解説
寄生虫病・バベシア
マダニ類によって媒介される原虫で、マダニが吸血する際に唾液とともに犬の血管内に注入される。感染した虫体はただちに赤血球内に侵入し、血球内成分を栄養源として発育する。分裂した虫体は赤血球を破壊して新たな赤血球内に侵入し、分裂を繰り返す。が、犬からの犬への感染は無い。初感染犬における症状は重篤で、貧血の進行が早く、元気消失、発熱、血色素尿などの症状がみられ、死に至る場合もある。

赤血球より色の濃い点がバベシア菌です。
(講談社・イラストでみる犬の病気より抜粋、写真をいただきました。)
受診治療
2002.9.30(月)午前
 朝一番に掛かりつけの動物病院へ。
検温、体重測定、血液検査の後、腹部の毛を剃ってエコーを当ててもらう。その後、筋肉注射して、殆ど動けない状態にして、導尿、レントゲン検査を受けた。
 
レントゲン室でじっとしていられるワンちゃんなら、筋肉注射をする必要が無いし、レントゲ撮影後、筋肉の状態を元に戻す注射も必要が無い。眠っているわけでもないのに、動けなくなったヴィヴィを見ていると哀れだったし、その注射の副作用は無いとの先生からのお話だったけれど、とても心配だった。
検温の結果
 41度の発熱
血液検査の結果

 赤血球の中に侵入したバベシア菌が確認できた。私も顕微鏡を覗かせていただいた。
 赤血球の容量は正常値で40%であるのに対し、30%だった。この数値が10%まで落ち込むと生命に危険があると先生からの説明があった。
エコーの結果
 腎臓、脾臓が肥大している事が判った。特に脾臓は倍以上になっていた。
レントゲンの結果
 この日は先生からは、レントゲン写真に関しての説明は無かった。

尿検査の結果
 血色素尿だったが、その他の数値は異常なし


 菌を殺す抗バベシア薬を3回に分けて注射する治療法の事、この注射は5%の確率で脳障害の副作用が出る事の説明が先生からあった。

脳障害の副作用の度合いについて伺うと、全く手のつけられない異常な行動を始めてしまうそうで、先生のお話からは、安楽死の道しか選択肢は無いように感じた。その為、抗バベシア薬の注射を受けるかどうかは、帰宅後、家族とよく話し合って決めて下さいと言われた。帰宅後パパさんからヴィヴィの様子を尋ねる電話が入ったので、先生からのお話を伝えた。副作用の危険を伴っても、治療を受けないと、バベシア菌が増殖して、死を待つだけの状態になってしまうのだから、とても怖い賭けだけれど、それしか道は無いとパパさんも同じ気持ちだった。この病気は、猟犬などの場合は、感染しても自分の力でバベシア菌の増殖を抑えているそうだ。ヴィヴィの場合も、この感染ダニに噛まれたのは恐らく4月に遠出した時だと思う(うちの町内には感染ダニは居ないであろうという先生のお話から。)ので、これまでは、自分の力で抑えられていたのではないか、それがノミダニ除けの薬を塗布した事と、もしかするとそれを口にした事で、体力が落ちて、抑え切れなくなった菌が増殖してしまったのではないかと想像した。

初めてエリザベスを付けられたヴィヴィ





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:2002.9.30(月)午後
 
午後からも診察に行った。検温・抗生物質とサルファ剤、造血剤のシロップをいただく
抗バベシア薬の副作用は洋犬ほど、又、大型犬程出る確率が高いそうで、益々心配になる。5%という数字が、とても大きく感じた。
パパさんが仕事を抜け出して、病院にやって来たので、直接先生から病気に関する説明と副作用に関する説明を受け、その場で明日から3回の抗バベシア薬注射を受ける事を決めた。いただいたお薬を何とか飲ませようと、食事に混ぜてみても、食欲が無いので、食事を何時もの半分しか食べない状態で、薬は、当然の如くお皿の中に残ったまま。カプセルは開けて中の粉だけを食事に混ぜたので、少しは胃に入ったと思う。

2002.10.1(火)
 
第一回目の抗バベシア薬注射・血液検査(赤血球の容積32%)・検温(40度)・持参した尿の検体検査・抗生物質、サルファ剤をいただく
私一人では、注射を受けるのを嫌がるヴィヴィを押さえ切れないし、副作用の事も怖いので、パパさんに仕事の途中で抜け出して来てもらった。副作用が出るとしたら、注射後、どれくらい経ってからなのか、パパさんが先生に尋ねた。私もその事が気になっていたが、怖くてとても尋ねられなかった。副作用が出るとすれば、1日から2日後だそうで、明日の朝が心配だった
夏場は、少し運動すると動悸が激しくなっていたのは、暑さのせいだけではなく、その頃すでにバベシア菌に侵されていたからだったのかパパさんが先生に尋ねた。すると先生は、昨日のレントゲン写真4枚の内、心臓部分のを取り出して、少し心臓が大きくなっているようだが理由は判らない、心臓が大きくなっている事が原因で、動悸が激しくなっていたのではないかと説明された。東京の犬の心臓に詳しい先生にレントゲン写真を送って診ていただく事にした。バベシア菌自体は、増殖し始めると赤血球の体積が40%から30%まで落ちるのに、そんなに日数はかからないので、夏場の動悸の激しさは、バベシア菌とは関係無いのではないかとのお話だった。今日もまだ熱があるので、元気がないけれど、食欲は、少し出てきた様子。副作用が出ない事をひたすら願った。お薬の飲ませ方について、喉の奥に入れたらどうかと先生からアドバイスがあったので、やってみたら何とか3種類7個を飲ませる事ができた。

2002.10.2(水)
第二回目の抗バベシア注射・検温(38.9度)・抗生物質、サルファ剤をいただく
 二回目の注射の後に副作用が一番出やすいそうなので、とても一人で注射に付き添えなくて、今日もパパさんに仕事の途中で抜け出して来てもらった。
 平熱に戻って、かなり元気が出てきた。食欲も出てきて、水も普通量飲むようになった。おしっこもうんこも普通量になって、その点は一安心だけど、副作用の事が心配で頭から離れない。嫌がるヴィヴィに無理やり注射を受けさせ、その結果、今は正常な脳が異常になってしまうような事を飼い主の権限でやっているのではないか、ヴィヴィには何の責任も無いのに、脳障害を起こし安楽死をさせることになったら、なんとヴィヴィに謝ったらいいのか、つい悪い方にばかり考えてしまう。平熱に近くなったこともあって、食欲が元に戻り食事にお薬を混ぜても、一粒残さず食べてくれるようになったので、助かる。造血剤のシロップもパンに付けるとどんどん食べるので、これで、赤血球の容積率が回復する事を願った。

2002.10.5
血液検査(赤血球の容積33%)・尿検査(異常無し)・抗生物質、サルファ剤をいただく
 赤血球の容積の回復は数字の上では、まだまだだけど、見た目はとても元気になった。幸い、副作用も出ていない。食欲が出てきた事で、造血用のシロップをパンに付けると、どんどん食べてくれる。こんなに元気になったのに、もう一度副作用の危険のある抗バベシア注射をしないといないのかと思う。が、2回の注射で減ったバベシア菌は、12日後くらいになってまた増え始めそうだ、それで3回目の注射は、二回目の注射から12日目を目安に行うそうだ。
ヴィヴィの場合は、10月15日に決まった。

2002.10.9(水)
血液検査(赤血球の容積38%)・抗生物質、サルファ剤、造血剤のシロップをいただく
 赤血球の容積率がほぼ正常値に回復した。飲ませている薬に食欲増進剤が入っているのかと思うくらいの食欲旺盛ぶりに驚いている。
今まで、元気が無かった分を取り返すかのように、お散歩に行くと走り回っている。フリスビーもやる気満々。ただし、やる気と上手さとは比例していない。そこは、病気の前と残念ながら同じ。

2002.10.15(火)
第三回目の抗バベシア注射・血液検査(赤血球の容積39%)・造血剤のシロップをいただく
 一回目、二回目の時よりは、少し安心した気持ちで注射を受けられた。先生も二度目までの注射で副作用が出なかったので、ホッとしていらっしゃるご様子だった。ただ、せっかくここまで回復したのに、最後の最後になって、副作用が出たらどうしよう、それこそ後悔しても仕切れないと思う気持ちが私にはあった。

2002.10.29(火)
フェラリアの予防注射・血液検査(赤血球の容積43%)・心臓のレントゲン診断の結果が出ていたが問題無しだった
 赤血球の容積率を先生から伺って、思わず笑みが出た。三回目の抗バベシア薬注射後は、抗生物質、サルファ剤は無しで造血剤だけ暫く続けていたが、食欲は、益々旺盛になるばかりで、体重増加が心配だったけれど、逆に-100gだったので安心した。先生に適切な治療をしていただき、無事に病気に打ち勝ったけれど、バベシア菌は死滅することが無いので、一度感染するとキャリアとして一生を過ごす事になる。再び、菌が増殖する事の無いよう体力の減退には充分気をつけないといけない。とにかくこれで一安心。心臓も最悪の場合、軽い運動しかさせられなくなるのではと、心配していが、幸い何の異常も無く、今まで通り、走り回らせてあげられることが何より嬉しい。
何も知らない、何も悪くないヴィヴィを二晩も眠れないくらい大変な目に遭わせてしまい、怖い副作用の危険性を背負わせて嫌いな注射、血液検査を何度も受けさせる羽目に陥らせたのは全て飼い主の責任です。その事を痛感した為、同じ病気に掛かるワンちゃんを一匹でも減らす為に、お役に立てればと願ってホームページに記録を残す事にしました。









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